Chrome で WebGL が動かなくなった
Windows 8.1 で、Chrome が自動アップデートされ、Chrome 32 になっていました。すると、昨日まで動いていた WebGL のコンテンツがうまく表示されなくなってしましまいました。例えば新しい Google Map では WebGL が利用されているのですが、これを表示しようとすると次のように Chrome が停止してしまいます。
Chrome では、URL バーに about:gpu と入力すると現在の GPU アクセラレーションの状態を確認できるのですが、問題が起こる環境では次のようにほとんどの項目について GPU が無効となってしまっていました。昨日、つまりアップデートされる前までは何事もなかったのに!
Khronos Web サイト内の表示テストでも WebGL が停止中と認識されています。
一方で、同 PC 上の IE 11 では、何の問題もなく表示テストをクリアします。
この件に関して、親切な方から Twitter でヒントをいただきました。
@yomotsu Did you try to update your graphic card drivers ?
https://t.co/kO5OXpigbb
— Gassepouille (@Gassepouille) 2014, 1月 19
なるほどと思い、GPU ベンダーの Web ページでドライバーを確認したところ、つい先日の 2014.1.7 付けでドライバーがアップデートされています。
そこで、このドライバーをダウンロードし、アップデートを行いました。
アップデートが完了すると Chrome 32 の GPU アクセラレーション機能は見事に復帰しました。
Chrome について、自動アップデートが適用されると急に GPU アクセラレーションが無効になってしまうという経験は、Mac OS X Snow leopard での Chrome でも経験したことがあります。
GPU アクセラレーション系の API の利用ついては残念ながらこれからもしばらく注意が必要そうです…。